12月に入って風が変わりました。いよいよ冬到来。肉、野菜、魚、素材達がこぞってその溢れんばかりのチカラを解放する季節です。寒いのは得意ではありませんが大好きな季節です。
この季節になると寒さを利用して出来る料理も増えてきます。ソーセージやベーコンなども自然の冷蔵庫の中で熟成させて、旨味をぎゅっと凝縮させます。
今年の初めに行った、ピアニストの重松壮一郎さんとの音楽と料理のセッションの時に「素材がひらくのを待つ」ということをテーマにして臨んだ事をきっかけにこの一年思考錯誤を重ねて料理をしてきました。一瞬何かが見えた様な気がする事もありましたが、やっぱりまだまだわからんことばかりですね。でも一つハッキリとしていることは、その答えは素材とその素材を生んだ自然が知っているというのを感じれたこと。料理人に出来ることはたかが知れてるのかもしれないですね。(ペーペーの僕が言うたらいかんですが笑)
しっかし、朝の寒かぁ。なかなか起ききらんばい。